｢夢って言うのは両刃の剣（もろはのつるぎ），抱く夢が大きければ大きいほどかなわなかった時の傷は深くなる。だから多くの人間は、自分に重すぎる 夢は、最初から抱かない。そして、また、多くの人間は、一度つまずくと、そこで夢を投げ出してしまう。　それ以上傷つくのが怖いからね。やむを得ず、夢を 手放す人もいる。誰だって、いつまでも自由気なままに生きていけるわけじゃあないからね。周りの人のことや、生活のこと、将来のこと。　大人になるにつれ てそういう物のことが見えてきて・・・それで夢をあきらめ、手の届く現実に、自分を合わせて生きていくいく者も多い。　だけどね、世の中にはそれが出来な い人間もごくわずかいるんだよ。　自分の心をごまかして現実に合わせることが出来ない不器用な人間。子供のときのままの純な心をいつまでも捨てられない人 間が・・・」

～ティーンエイジ・ブルー　折原みと～